三国山脈周辺(群馬) 味城山(760m)  2020年11月3日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 5:35 駐車箇所−−5:38 廃林道入口−−6:06 廃林道終点−−6:28 味城山最高点−−6:31 味城山三角点−−6:47 廃林道−−7:01 林道−−7:04 駐車箇所

場所群馬県利根郡みなかみ町
年月日2020年11月3日 日帰り
天候
山行種類藪山
交通手段マイカー
駐車場林道路側に駐車余地あり
登山道の有無無し
籔の有無林道は後半は草藪が濃い。往路の尾根は灌木藪あり。復路の尾根はほぼ藪無し
危険個所の有無無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
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コメント地形図の山名は「味城山」だが現地の城跡名は「見城」であった。南側の廃林道から往復。廃林道の後半は草藪が酷いこと、登りで使った尾根は灌木が多く歩きにくいので、林道後半を使う必要のない南尾根を往復するのが得策。こちらの尾根は藪皆無で快適に歩ける。最高地点は三角点西側の760m峰で山頂標識は無いがが目印がある




廃林道入口より100mほど上に駐車余地あり 廃林道入口。車止めが無くても大荒れで車両通行は不可能
後半は草が盛大に繁茂 突如として林道終点を迎える
ここから斜面に取り付く。思ったより藪が多い すぐに小尾根に乗る。灌木藪が意外と多い
標高650m付近で岩が登場。左から巻いて登る 岩の上には自然石を組み合わせた祠あり
岩より上部も灌木が目立つ 標高740m付近。ここまで登ると藪が減る
味城山西尾根に乗ると目印登場 味城山山頂(760m峰)
山頂の目印 その1 山頂の目印 その2
三角点へ向かう 757.4m三角点肩
757.4m三角点 「味城」ではなく「見城」となっている
帰りは南尾根を下る 標高710m付近
標高660m付近 標高620m付近の岩。普通に真上を通過可能
標高590m付近で尾根を離れて西へ下り始める 真下に林道が見えないのでUターン気味にトラバース
結構な急斜面だが林道が見えずちょっと焦る 明瞭な獣道?で西へトラバース
廃林道に出る直前。やっぱり草藪 廃林道に出た
土砂押し出し跡 水が流れて路面が深くえぐれている
林道起点から100mほどは舗装。でも大荒れ 林道起点の沢は土砂に覆われている
林道起点 駐車余地に戻る


・通常の城山ではなく「味」が付く城山とはどんな山だろうか? ありがちなのはお城の名前が「味城」だったとか。実際はどうなのか知らない(汗)

・地形図を見ると登山道は無いが周囲に林道が走っている。以前、登ろうとして北側の一番近いところを通っている林道入口を探したが見当たらなかった経験があるので、今回は南側の林道から登ることにした。

・?伊賀野集落までは道路は問題無し。しかし標高520m付近で右に分岐する目的の林道は入口に車止めがあり、その奥は沢の増水で押し出した土砂がそのまま放置され、車止めが無くても車両通行不可能であった。これも昨年の台風の影響だろう。

・林道入口付近は駐車余地が無いので距離にして100m程上がった駐車余地に駐車。周囲は植林で日当たりが悪く、舗装された路面の一部には苔が生えているようで長靴で何度か滑った。林道の交通量は多くないようだ。

・車止めを越えて林道に入り、沢周辺の土砂を越えるとまだ舗装が続くがさらに上流から流れてきた沢水の影響で舗装の下がえぐられてオフロード車でも通行不能状態。一部は水が流れた跡が50cmくらいの深さの溝になっていて、かなりの水量が流れたようだ。群馬県内では良く見られる光景だが、この林道もこのまま補修されずに廃林道化一直線かな。

・舗装は最初の100mくらいでその先はダート。大きな崩壊等は無く安全に歩けるが、倒木があったり沢から押し出した土砂が溜まったりと廃林道化が進んでいる。進むにしたがって徐々に草藪が濃くなり、廃林道の藪漕ぎで大変な苦労をした飛騨北部の高登山を彷彿とさせる状況に。適当に斜面に取り付いて登ろうかとも考えているうちに突如として林道終点に到着。通常の終点と違って不意に途切れている感じで、草に埋もれたガードレールが印象的であった。

・ここから斜面に取り付くが、関東の山なのに意外に灌木が多い。本格的な藪漕ぎには至らないか気持ちよくは歩けない植生だ。おそらく自然にこうなったというよりも人工的に手を加えた結果なのだろう。林道で草薮、尾根では灌木藪とこのルートはあまりよろしくない。

・標高650m付近で尾根上に岩が登場し、無理せずに左から巻いて上部に出ると自然石を組み合わせて作った祠と思われる物体が登場。昔はここへ登る道があったようだが今ではその痕跡は皆無だ。岩より上も関東の山らしからぬ灌木藪が続き、灌木が薄くなったのは標高750m近くまで登ってからであった。

・標高740m付近で味城山西尾根に合流すると道は無いが目印が登場。地形図では西隣の772m峰まで林道が描かれているので、そちらから登る人が多いのかもしれない。

・登り切ったピークが 757.4m三角点肩よりも高い味城山最高峰の760m峰。これまでの灌木藪が消えて松が混じった落葉広葉樹林に変わる。残念ながら樹林で展望は無し。山頂標識は無かったが、もしかしたら一般的には三角点を山頂としているかもしれず三角点を探しに向かう。というか、藪のある往路を戻るのはいやで、三角点肩から南に派生する尾根を下るつもりだ。これなら草藪の濃い林道後半をカットできるので、少なくとも林道歩きはだいぶ楽になる。問題は尾根上の植生がどうであるかだが・・・・。

・緩やかな尾根を進むと何やら標識が現れて三角点が登場。ここが757.4m三角点肩だ。大きな標識は山頂標識ではなく城跡の遺構の案内標識で「見城の柵跡」とあった。この標識に書かれた城跡名は「見城」で地形図の山名とは異なる。分かりやすい空堀や雛壇のような人工的な段差は無く、素人の目には城跡の遺構は判別できなかった。昔は道があったのかもしれないが、今はここに至る遊歩道等は全く無いようにしか見えなかった。

・帰りはここから南尾根を下る。往路で使った尾根とは大違いで、関東らしい地面付近には灌木が無い落葉広葉樹の樹林が大部分で非常に歩きやすかった。一部のみ尾根上が藪っぽいかっは左から迂回可能だった。尾根が太いので下りでも迷いにくいので利用価値は高いだろう。

・唯一の難点は尾根から廃林道へのルート変更。残念ながら廃林道は尾根直上を横断せずに西斜面の途中で折り返してしまうため、尾根を素直に下っていたら林道に出会わずに下り過ぎてしまう。高度計の表示を見ながら標高590m付近で右手斜面を下る始める。ここも藪が無くて歩きやすい植生であるが傾斜はきつい。おまけに下に見えるはずの林道が見えず、どうも林道のヘアピンカーブの先端より先に行き過ぎてしまったようだ。

・よって右にルートを変えて斜めに下って行くと作業道か獣道か不明だが、斜面を横にトラバースする明瞭な道が登場。これを右(西)に向かって小尾根を回り込むと廃林道が見えてきた。やはり下るべき場所より行き過ぎていたのだ。ヘアピンカーブの頭へと最後は廃作業道っぽい草に覆われた広い道筋を辿り廃林道に出た。幸い、この付近は草藪があってもそれほど深くない。

・その後は廃林道を下り駐車場所まで戻った。

 

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